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尿漏れ(尿失禁)は、自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまうこと、と定義されています。産後の女性にもよくみられる症状で、実際に悩んでいる方もとても多いのですが、デリケートな問題であり「恥ずかしいので相談せず我慢していた」といわれる方がほとんどです。
『ネットで調べた尿漏れの体操をしたけど変わらない』
『産後、時間が経ったけど、全然尿漏れが治らない』
と言われ、当院へ来院される方も多くいます。産後の尿漏れは「時間が経てば勝手に治る」「放置しても大丈夫」な問題ではありません。尿漏れがある事で、日常生活には大きなストレスがかかってしまいます。
また、産後の尿漏れは
『体が正しく使えていないサイン』
という可能性があります。
これは骨盤底筋をはじめとしたインナーユニットと呼ばれる体の部分が正しく機能していない為に、尿漏れを引き起こす事があるからです。
では、産後の尿漏れの原因は何か?インナーユニットとは何か?次の項目でご説明していきます!
そもそも尿漏れといっても色々なタイプと原因があります。一般的に尿漏れ(尿失禁)は腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、溢流性尿失禁、機能性尿失禁に分類されます。そのなかでも一番、発生頻度の高いものが、腹圧性尿失禁というタイプであり、出産・加齢・肥満などによりリスクが高くなると言われています。
産後女性の尿漏れも、この腹圧性尿失禁であることが多いと言われています(産後の尿漏れの原因が全て、腹圧性尿失禁というわけではありません)
赤ちゃんを抱きあげる、ちょっとそこまでの小走り、咳やくしゃみなど、日常生活でお腹に力が入った時に尿が漏れてしまうのが特徴です。(腹圧が強くなると尿が漏れてしまうという事です)
この腹圧性尿失禁に関して日本泌尿器科学会では、
“女性の尿失禁の中で最も多く、週1回以上経験している女性は500万人以上といわれています。これは骨盤底筋群という尿道括約筋を含む骨盤底の筋肉が緩むために起こり、加齢や出産を契機に出現したりします。”
≪日本泌尿器科学会のHPより一部抜粋≫
とあります。
つまり、
『尿失禁(尿漏れ)は女性にとって珍しくない症状』
ということなのです!
それを踏まえて、産後の尿漏れの原因をお伝えします。それは、
“インナーユニット(体幹)の機能低下”
です!
『さっきも聞いたけど、インナーユニット?って何?』
『大事なのは、骨盤底筋って筋肉じゃないの?』
と思う方も多いと思います。
結論からお伝えすると、
『骨盤底筋群だけでは不十分。』
『インナーユニットの機能を戻すことが重要』
ということです。
では、このインナーユニットとは何か?という話に戻ります。インナーユニットとは、
・骨盤底筋群
・多裂筋
・腹横筋
・横隔膜
の4つが中心となってできる、体を安定させるのにとても重要な部分のことです。
“プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 p130より引用”
これらお腹から骨盤にかけてついている筋肉たちの集まりを“インナーユニット”と言います。骨盤底筋は聞いた事あるけど、『インナーユニットは初めて聞いた』という方も多いのではないかと思います。ですが、このインナーユニットには、とても大切な役割があります。それは、
①体を安定させる
②腹圧のコントロール
などの役割です。インナーユニットの空間の底の部分には、“骨盤底筋群”があります。その骨盤底筋群は、尿を止める筋肉(尿道括約筋など)と深く連携しています。なので、
《インナーユニットが正しく使えないと尿漏れが起こる》
という場合があるのです。
先行研究でも
したがって、インナーユニットの機能低下は腹圧性尿失禁と関連性があることが推察される。これらのことから、尿失禁に対する理学療法を処方する際は、骨盤底筋だけでなく多裂筋および腹横筋を含めた多角的な評価・治療が必要であると考える。
《腹圧性尿失禁とインナーユニットの関連性について より一部抜粋》
とあります。
つまり令和の時代では『尿漏れに対する理学療法(リハビリ)は、インナーユニットの機能を戻すこと』と言っても過言ではないと思っています。
では、この産後の尿漏れに対して何もせずに放置しておくとどうなってしまうのか?放置しても良いのか?という事についてお伝えします。実際には、適切な処置をせずに放置しても、日常生活を送っていく間に、徐々に気にならなくなるケースもあります。ですが、しばらく続いているようであれば注意が必要です。
尿漏れが続いていると、膀胱(ぼうこう)や腎臓の感染症を引き起こしやすくなることもあるからです。
『しばらく様子みて、尿漏れが勝手に無くなればOK』
と考える方も居ますが、その考え方は少し危険です。確かに尿漏れの症状が落ち着いた場合、そのまま様子をみる事も出来ますが (本当は泌尿器科の先生に一度相談すると良いです)
『インナーユニットが正しく使えなかったから尿漏れになった』
という可能性があるからです。
この場合、インナーユニットを正しく使えるようにしておかないと、後々、色々なトラブルが起こる可能性が高いと考えられます。なので尿漏れがある方・尿漏れがあった方は、一度インナーユニットが正しく使えているかどうかをチェックして下さい。
当院でも産後のcore(体幹)チェックをしております。ご希望の方はLINE、または電話にてご連絡下さい。
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一般的な尿漏れケア、ここでは腹圧性尿失禁に対するケアについてお伝えします。泌尿器科などで行われている治療のメインは『骨盤底筋体操』や『尿道を締め付けるはたらきのある薬(β受容体刺激薬)』を使う方法があります。
骨盤底筋体操はケーゲル体操とも呼ばれ、インターネットで調べるとたくさん出てきます。ここでは詳しくはお伝えしませんが、「肛門・膣・尿道を締めたり緩める。膣をお腹のほうに引き上げるようにする」という感じの体操が多いようです。腹圧性尿失禁の治療の中心となり、症状が改善しない場合には薬や手術を選択する場合もあるようです。
施術・エクササイズを行いインナーユニットの機能を戻します。それによって骨盤底筋群の機能を戻し、尿漏れの改善を目指します。インナーユニットの機能が戻ると、体(体幹)に力が入りやすくなります。当院では、体幹が正しく使えているかを目安にしてインナーユニットの評価を行います。
施術後は『体に力が入るようになった!』と実感される方がほとんどです。
併せて自宅で行えるエクササイズなども指導させて頂きます(一般の骨盤体操・ケーゲル体操ではありません)。産後の尿漏れは、きちんと体を整えることで改善できる症状です。
※当院の整体を実際に受けた個人の感想になります。
施術の効果を保証しているものではありませんが、ほとんどの方がその場で身体の変化を感じています。
参考としてご覧ください
産後立ったり座ったりが辛く…
腰も痛かったのが施術の度に楽になり、体に力も入るようになりました‼
産前からの尿漏れや恥骨痛も解消され本当に通院してよかったです‼
産後3ヶ月 30代女性
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1人で悩んで苦しんでいる時間はとても辛く、もったいないです。
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【参考文献・資料】
1)腹圧性尿失禁患者に対するインナーユニット機能を用いた新たなトレーニング方法の開発と介入効果
平成27年度 保険医療学専攻・理学療法学分野・基礎理学療法学領域 生方 瞳
研究指導教員:丸山 仁司 副研究指導教員:野村 高弘
2)日本泌尿器科学会 https://www.urol.or.jp/public/symptom/04.html
3)腹圧性尿失禁とインナーユニットの関連性について
生方 瞳、赤堀八重子、霍 明、丸山 仁司
はくさん なのはな接骨院
石川県白山市菜の花三丁目97番地
TEL:076-287-0840
email: nanohana-bs@vega.ocn.ne.jp
【このページを書いた人】
井口祐樹(いのくち ゆうき)
柔道整復学士
産後ケアアンバサダー
基礎運動器系超音波技師
健康福祉運動指導者
Formthotics Medical Advisor
はくさんなのはな接骨院 院長
石川県白山市にある当院は、はくさんなのはな接骨院です。「白山」「菜の花」のような漢字ではなく、 “はくさん”、“なのはな” どちらも、ひらがなです(・∀・)
また、当院は整骨院・整体院ではなく、接骨院です☆
時々、整体と勘違いされる事もありますが、接骨院(国家資格が必要)ですので、書類などに院名を書かれる際にはご注意下さい(;'∀')
当院では「骨盤矯正ではない、新しい産後ケア」産後の骨盤整体を行っており、金沢市・野々市市・能美市からも多くのママさんが通院されています。詳しくは、産後の骨盤整体のページにてご確認ください。
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