1.妊娠中・産後の腰痛でお悩みの方へ

腰痛は産前・産後だけでなく、普通に生活していても悩みが多い症状のひとつです。ゆえに、妊娠する前から腰痛がある方も多くいらっしゃいます。それだけに、『妊婦は腰が痛くなってもしょうがない』と諦めている方が非常に多くいらっしゃいます。

 

妊娠中の腰痛は身体的・精神的に、すごくツライものです。腰痛の無い妊婦さんでも、身体を動かすのがツラいのに、腰痛がプラスされてしまうと、その辛さ・疲れは倍以上に感じてしまいます。産後ママさんも同様に、腰痛を抱えて育児をする事はとてもツラく、イライラして育児に対しての心の余裕もなくなってしまいます。当院では産前・産後のママさんにも、きちんとした腰痛ケアが必要である、と考えております。 

 

<妊婦ママさんの腰痛>

当院へ通院している妊婦さんから『妊娠してさらに腰が痛くなったけど、湿布・薬は使いたくないので我慢していました』という話をよく耳にします。妊婦ママさんはお腹に赤ちゃんがいる状態なので、薬や湿布を使うのに抵抗がある方が多くいます。その為、コルセット・骨盤ベルトなどを使って腰痛を我慢しているだけ、というママさんが多いのが現状です。

 

<産後ママさんの腰痛>

産後ママさんからは『出産したら腰痛が治ると思ったのに全然治らないんです』というお話もよく伺います。  

令和になった現代でも、

『産後に腰が痛いのは仕方ない。我慢するしかない』

世間では多くの方がそう思っているようです。実際、通院中のママさんにお話を伺うと、『“夫や両親”など家族に相談しても、出産後の腰痛は当たり前』と言われ、最初はケアする事を諦めていたとの事でした。

 

産後の骨盤整体で通院中のママさんが

『ケアする前は腰が痛かったので、可哀そうだけど赤ちゃんを抱っこする回数を減らしてました』

と言われていたのが、とても寂しく印象に残っています。

当院では

『出来るだけ楽に育児。

ママが無理しない育児』

が出来るよう全力でサポートさせて頂きたいと思っております。

 

  また、産後の腰痛の研究として

【腰痛が産褥期の日常生活に及ぼす影響は、産褥1ヶ月においても睡眠や、臥位からの起き上がり、座位の保持など、育児に関連する項目では痛みを伴っており、育児期の母親にとって苦痛があることが考えられた】

との報告も出ており、単に個人の感覚の問題だけでないこともはっきりとしています。

 

 以上のことからはっきりと言えるのは

『妊婦さん・産後のママさんの腰痛ケアは必須』

という事です。

 

 

2.妊娠中・産後腰痛の原因

妊娠や出産の影響により、解剖学的な身体変化・姿勢の変化、運動学的な身体変化が起こり、腰椎・仙腸関節に力学的なストレスがかかる事が腰痛の原因と言われています。腰痛の原因にはいくつかの要素があると報告されています。

 

①骨盤輪・仙腸関節の不安定性

妊娠すると骨盤輪を支えている靭帯がホルモン(エストロゲン、プロゲステロン、リラキシン)の影響で緩むことで、恥骨結合・仙腸関節が弛緩しやすい状態になり骨盤輪が不安定になります。妊産褥婦の腰痛・骨盤痛のうち仙腸関節部痛が全体の34.5%を占めたとの報告もあります。

 

②妊娠による反り腰

妊娠の影響でお腹が大きくなるにつれて腰椎(腰の骨)の前弯が強くなり反り腰のような状態になります。腰が反った状態が続くと正常のバランス機能を保てずに、痛みや不調を引き起こしやすくなってしまいます。

 ③筋・筋膜性(姿勢)

腰背部にある胸腰筋膜の伸縮性の低下・阻血・炎症が原因となり腰痛を引き起こすケースがあります。また、妊娠による姿勢の変化、出産による身体・姿勢の変化に身体が対応できず、産後腰痛を引き起こす可能性もあります。この“姿勢”に対するケアがとても重要になってきます。そこで注目されているのが“インナーユニットに対するアプローチ”です。

 

 

産後の腰痛の原因として多くが①~③のいずれか、もしくはいくつかの原因が重なり合って症状を引き起こしているのではないかと考えられています。どのようなパターンにしてもしっかりと状態を分析して施術をする事が大切だと考えています。

《インナーユニットとは》

体感の周りをコルセットのように取り囲む深層の筋肉の事です。腹圧(お腹にかかる圧力)を調整する事で体幹の安定性に大きく関わっています。

インナーユニットを構成する筋肉は

・腹横筋

・骨盤底筋群

・多裂筋

・横隔膜

 

☆妊娠すると➔子宮が大きくなり横隔膜や腹横筋は伸張される

☆出産すると➔骨盤底筋群は児頭の通過で伸長される。帝王切開の場合、腹横筋の機能は低下する。

 

この妊娠・出産のプロセスの中でインナーユニットの機能不全が生じ、結果として姿勢の乱れ・体幹筋力のパフォーマンスの低下・生活体力の低下等が引き起こされると考えられています。

 

当院では③筋・筋膜性(姿勢)の痛みの原因となっている、このインナーユニットに対してアプローチを行っていきます。インナーユニットが安定する事で、①・②の原因に対しても良い影響が及び、結果として症状の改善につながるというメカニズムが考えられています。

 

当院へ通院中のママさんから『妊娠・出産するとみんな腰が痛くなるの?』と聞かれる事があります。

個人的な意見は別として、腰痛の研究データとして

1位.26.9%:妊娠前から1ヶ月検診の期間に痛みがあった

2位.15.0%:妊娠期から1ヶ月検診の期間に痛みがあった

3位.10.7%:妊娠期のみに痛みがあった

4位.8.3%:腰痛がなかった

 

と報告が出ています(参考資料より)

 

世間では『産後の腰痛はしばらくすれば良くなる』と言われているようですが、研究報告から、実際は産後1ヶ月経っても半分以上の女性が、腰痛に悩んでいるという事になります。また産前・産後を通して“腰痛がない”という女性は、全体の8.3%しかいません。つまり、

『妊娠前後で腰が痛くないのは10人に1人以下』

ということです。これは、ほとんどの女性が妊娠・出産の間に腰痛を経験しているという事であり、当院で産後の骨盤整体を受けている女性も多くの方が腰痛を経験していました。

  

また別の研究でも、日本国内での妊娠に伴う腰・背中の痛みの発生率は50%前後であり、さらに産褥期(出産後6~8週間まで)は45%の女性で腰痛が残っていると報告されています。さらに出産後3年を経っても、17%の方が腰の痛みが残った状態であるというデータも出ています。つまり、「産後のケアをしていない女性で3年後に腰痛が残っている人が5人に1人くらい居る」という事です。今までお伝えした事から言えることは、

 

『妊婦・産後の腰痛はケアは贅沢なんかじゃない

 

という事です! 

 

3.妊娠中・産後の腰痛の一般的な対処

産後腰痛の対処法として一般的に行われているものでは

 

・安静

・腹帯やコルセット

・骨盤ベルト

・運動療法(腰痛体操・腹筋強化)

・温熱療法(入浴・ホットパック)

 

などがあります(参考文献より) 研究報告では腰痛体操や腹帯が多く利用されていましたが、整形外科などの医療機関やリハビリテーションの利用は極端に少ないとされています。つまり

妊娠・出産で身体がダメージを受けているのに適切にケアしていない』

という事です。このことが多くの妊婦・産後のママさんをツライ状況に置いている一因であると考えています。

  

4.当院の妊娠中・産後の腰痛施術

当院の産後腰痛に対しての施術は、骨盤を矯正するものではありません!

妊娠中・産後腰痛の原因の項目でもお伝えしたとおり、

『インナーユニットにアプローチして体幹を安定させ、症状を改善に導く』

という方法で行います。分かりやすく表現すると

『体幹(身体)を安定させる施術』

という事です!歪んだ骨盤を戻す。歪んだ骨盤を戻さないと腰痛は無くならない。という考えで施術は行っておりません。インナーユニットを含めた体幹・骨盤周囲筋、その関節の機能不全の改善。が大切であると考えております。

 

 産後のボディケアをしていないと姿勢が悪く、上手く身体を使う事が出来ません。また骨盤底筋(ペリネ)をはじめとした“インナーユニット”がきちんと働いていない状態でのトレーニング・エクササイズは痛みが出る可能性があり、効率も悪いです。産後に特化した施術だからこそ、まずはきちんと産後ケアとして体幹をしっかりと使えるように戻す(インナーユニットを含めた体幹・骨盤周囲筋、その関節の機能不全の改善)

その後で痛みがあるようなら別の形でアプローチを追加で行う。という施術プログラムがベースとなります。

 

これさえしておけばOK!という施術はありません。産後の女性それぞれの状態に応じて施術プログラムを組み、その方に合った産後ケアを行っていく。それが当院の産後の腰痛の施術プログラムです。

 

また、妊婦ママさんに対しても、妊娠期の状態に応じて施術を変えながら対応をしていきます。(妊娠期の施術はマタニティ整体となります) 施術はかなりソフトなので妊娠後期の妊婦さんでも安心して行う事ができます(詳細はLINEにてお問合せ下さい)

 

5.骨盤整体 患者様の声

産後悩まされていた腰痛が解消されました‼‼

最後の出産から3年7か月たっていましたが、本当に楽になって驚いています。

先生スゴイ(#^^#)

30代 女性

 

産前から悩まされていた身体の不調が、施術の度に改善されていきました。時々、腰痛も起こりますが、一緒に原因を考えて下さり、生活のアドバイスをもらってひどくなる前に対処できています。本当に身体が変わります‼

産後4ヶ月 30代 女性

 

産後、毎日の育児、抱っこ等で腰の痛みや肩こりなどに悩んでいたところ、こちらに通院し始めました。施術の回数を重ねるごとに、体調の不調が改善し力も入りやすくなり、驚きました‼施術中に子供を見て頂けるのも、大変助かりましたm(_ _)m

産後7か月 20代 女性

 

※当院の整体を実際に受けた個人の感想になります。施術の効果を確証しているものではありませんが、ほとんどの方がその場で身体の変化を感じています。参考としてご覧ください

 

6.LINEお問合せ

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【参考文献・資料】

1)マザーヘルス協会&産後リハビリテーション研究会 資料参考

 

http://mother-health.net/_src/16425/%E3%83%9E%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88.pdf

 

2)産褥期の腰痛に関する研究 

中津貴代1) 高室典子2) 山中正紀3) 良村貞子1)

1)北海道大学医学部保健学科看護学専攻

2) 札幌市立大学看護学部

 

3) 北海道大学医学部保健学科理学療法学専攻

 

3)妊娠に伴う腰背部から骨盤周囲の疼痛の実態調査

梶原, 由布; 永井, 宏達; 高村, ますみ; 田仲, 陽子; 田中, ; 上村, 一貴; , 周平; 疋田, 雄紀; 山田, ; 菅沼, 信彦; 米盛, 由以子; 畑山, ; 秋葉, 秀美; 青山, 朋樹

 

京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻紀要 : 康科学 : health science (2012), 7: 29-35

 

4)産褥期の腰痛に関する研究

中津貴代1) 高室典子2) 山中正紀3) 良村貞子1)

1)北海道大学医学部保健学科看護学専攻

2) 札幌市立大学看護学部

 

3) 北海道大学医学部保健学科理学療法学専攻

 

4)カラー版カパンディ関節の生理学 Ⅲ脊椎・体幹・頭部 原著第6版

A.I.KAPANDJI 著 塩田悦仁 訳

 

5)プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 

監訳 坂井建雄 村松讓児